インタビュー

”文化”こそが会社を創る。フォーネット社の飛躍を生み出すため、組織へ向き合う意味。

”文化”こそが会社を創る。フォーネット社の飛躍を生み出すため、組織へ向き合う意味。

デジタル事業部 シニアマネージャー

尾畑 誓 (Chikai Obata)

20代に海外留学を経てWEB業界へ就職。 複数会社でWEBサイトデザインの制作から開発ディレクションまで、WEB業界にてスキルアップのために経験を積み、2019年株式会社シグレスト社へWEBディレクターとして入社。フォーネット社との事業統合後、デジタル事業部シニアマネージャーに就任。

まずはご自身のご経歴について教えてください。

元々は2019年10月、Webディレクターとしてフォーネット社(当時はシグレスト社)に加わりました。
シグレスト社への入社前にも、複数のIT会社を渡り歩き、ありがたいことにさまざまな環境で、WEBデザイン、コーディング、ディレクション、SEOマーケティング等といった多様な経験を積ませていただいていました。
シグレスト社への入社後は、自治体や出版社のサイトリニューアル、大手企業のWeb関連コンサルティング、短納期プロジェクトの進行管理やメンバーマネジメントなど、幅広く業務を手がけてきました。
入社1年後にはありがたくマネージャーに昇格し、現在は多岐にわたる役割を担いながら、超大型案件のマネジメントにも挑戦しています。

現在は並行して会社のブランディングPJTも進められています。その話が尾畑さんに来た背景は何ですか?

話がきたと言うよりも、私自身がブランディングへの取り組みを提案し、その発起人となりました。
「見た目は中身の一番外側」という言葉がありますが、まさにフォーネット社の当時の課題を突いたような表現だと感じました。
シグレスト社と統合し、もともとの出版領域の強みと、デジタル技術が合わさった新生フォーネット社は、間違いなく多くの成長可能性を秘めているにも関わらず、どこか自分たちの良さを活かしきれていない、もっと言えば自分たちでその良さを把握しきれていない感覚がありました。
それにもかかわらず「出版×デジタル」という表面的な言葉だけが一人歩きしてしまっている感覚というか。
統合後のフォーネット社は、自分たちの強みを「あれもできる、これもできる」といった表現で押し出すばかりで、本質的に「他社と何が違うのか」「何がフォーネット社らしさなのか」といったことが見えなくなっていたように思うんです。
それでは、顧客からも、従業員からも、信頼は生まれない。
私はむしろ、核となる強みを見つけ出し、その周辺の不純物を削ぎ落として、自分たちの「らしさ」をシンプルに磨きあげることこそ今のフォーネット社には最も重要だと考えていましたし、それがブランディングの本質だと捉えています。
そのような考えから、会社のブランディングに注力することを決意しました。

尾畑さんがそういったブランディングに目を向けられるのはなぜなのですか?

これまで複数の会社を経験してきたからこそ、フォーネット社の良さも、課題も少なからず見えていたのかなと思っています。
大手企業での勤務経験を通じて、人と人とのつながりがビジネスの根幹にあると思うようになりました。
そして信頼を得られる人ほど、社内であろうと社外であろうと、自分自身の独自の良さ、強み、価値をきちんと自分で理解した上で、かつ見せ方にも拘っている方が多いなということを、経験から学んでいたんですね。
そういった姿勢や考え方が、統合直後のフォーネット社には不足していた。
個々の領域においてプロフェッショナルな人材が集まっていることは間違い無いのですが、それらを束ねた「フォーネット社らしさ」というものを誰もうまく語ることができずにいたんです。
このままだと、今は良くても、5年、10年、その先と続いていく会社は作れないのでは無いか、という危機感がありました。
だから、本質的な中身と、その見せ方の両方にこだわれるようなブランディングの視点を、この会社に持ち込みたいなと思いました。

実際にブランディングに挑み得られた成果と課題はどのようなものでしたか?

「出版の、その先のステージへ。」というミッションを言葉として掲げ、かつその背景にある考え方や自社ならではの強み、自社らしさを徹底的に言語化できたことは何よりも大きかったように思います。
実際に今、経営でも現場でも、このミッションに基づく考え方が、判断行動の大きなよりどころになっているし、自社の独自性を社会に伝えていく武器になっていっていることは間違いないです。
また私にとって大きな収穫だったことは、経営陣が本気で会社をより良いものにしようとする熱意と姿勢を、全面的に見せてくれたことでした。
社長も経営陣の皆さんも、こうした新たな取り組みを、心から推奨してくれるし、一緒に行動してくれるんです。
むしろこれは、ブランディング活動を通じてより自社らしさに磨きかかかったともいえるような良い経験でした。
一方、まだまだ従業員間での認識やブランド浸透度の差は大きいな、とも思います。
職種もバックグランドも違うメンバーで構成されている以上、このような課題が生じるのは当然ですし、それを理由に逃げ出すことなく、乗り越えていきたいと思っています。

普通であれば逃げ出したくもなる状況です。なぜ前向きに捉えることができるのですか?

これはもう、私自身のポリシーというか、信念ですね。
複数社を経験してきましたが、なにかを中途半端で投げ出してしまったな、という後悔はどこにもありません。
そうではなく、どんな会社で何年働くにせよ、必ず「自分は明確にこんな成果を残せた」「尾畑さんが入社してくれてよかった」と思えるような関係を、会社と自分の双方にきちんと残したいという信念を持っています。
なので実際、これまでに辞めた会社の方々とも関係はとても良好です。
そのためこのフォーネット社でも、困難から逃げ出すのではなく、フォーネット社をより良い方向に導くために、変革に挑む覚悟を決めています。
とても大変ですけどね(笑)

実際にどのような大変さを感じていますか?

一番は、価値観も経験も違う多様な方々と、コミュニケーションを通じて自社らしさをまとめていくという活動そのものが大変です。
おそらく中には「なんだ尾畑は、若いくせに」と思っている方がいるかもしれませんね。
それでも私は、伝えるべきことは伝えるべきだし、どれだけ歴史があったとしても、時代に合わせて変えるべきことは変えなければならないと信じています。
それを言わずに回避するくらいなら、この会社に居る意味がない。
大袈裟かもしれませんが「これをきちんと伝えてクビになるなら、いつでも辞めてやる」と思いながら会議で発言をしています。
ありがたくも、皆さんがきちんと耳を傾けてくれるので、問題なく働き続けられています(笑)。

これから入社される方へ期待したいことはなんですか?

特に若い方ほど、失敗や反対を恐れず、興味のあることに挑戦し、どんどん試す経験をこの会社で積んで欲しいなと思います。
「10代や20代は自分のやりたいことを発見して、どんどん試していける」素敵な期間だと思います。
けれども、大人になるにつれ、「自分ができる仕事を探していく」ことになります。
私の一番好きな映画である「スタンドバイミー」で使われたキャッチフレーズに”cherish these moments「この瞬間を大切に」”という言葉があります。
30代、40代と年を重ねて新しいことにチャレンジしたくなった時、自分で選べる選択肢を広げるためにも、今この瞬間の積み重ねで未来の自分が作られていくことを忘れずに、熱い気持ちを持っていろんなことにチャレンジして欲しいと思います。
フォーネット社では「誰かの成功事例」だけで学ぶことはない、「新しい発想と行動力をもって、クリエイティブしていく」環境があります。
製本印刷から、物流事業、編集プロダクション、そしてデジタル事業と、多様な技術力や知識を持ったメンバーが、それぞれ新しいことにチャレンジしています。
そこに新卒や中途、年齢やキャリアは関係ありません。
ぜひ、私たちと「出版の、その先のステージへ。」クリエイティブな仕事をしましょう!

”文化”こそが会社を創る。フォーネット社の飛躍を生み出すため、組織へ向き合う意味。

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